ある日、右手親指の付け根が何となく痛くなり、何だろう?変な感じだなと思っていました。
いつも通っているサックスのレッスン後に、いつもより痛くなってしまい、とても違和感があるため不安になり、病院へ行く事にしました。
■ 病院へ行ってみる
病院へ行き、レントゲンをとり診察してもらうと、私の親指付け根は「拇指CM関節症(ぼししーえむかんせつしょう)」というものらしい事がわかりました。
先生に親指付け根部分を押され、「ここ痛いでしょー?」と言われ、思わず「痛たたたたっー!」と言ってしまいました。(本当に痛かった、涙)
右手だった事もあり、「固定具を作るとなると高いし、使わないわけにはいかないでしょ?」との事で湿布を出してもらう事にし、治療としてはあまり使わない方が良いとの事。
そんな~・・・・・使わないわけにはいかないでしょ!!
私の場合、ピアノも弾くしサックスも吹くのに・・・・と愕然としてしまいました。
■ 拇指CM関節症とは?
最初に聞いた時は、えっ?と思いました。
- 拇指 (ぼし) → 何となく親指が痛かったので、指の事だな~と
- CM → 何?コマーシャル?何のこと?
と思いました。
当然の事ながら、人に「拇指CM関節症」になったーと言っても「何それ?」と言われます。 そこで、調べてみました。
手の指の付け根あたりに、指を構成する骨と手首を構成する骨の間に「CM関節」というものがあり(ちょうど親指付け根あたりから小指方向にかけての位置)、そこの関節に負担がかかり、関節の間にある軟骨が摩耗してしまうようです。
親指の付け根位置部分が、一番よく動かすので炎症がおこりやすいようです。
私の場合はあまりひどくなく骨に変形は見られませんが、ひどくなってくると骨が変形してしまい、手術が必要になる場合もあるようです。
先生も「今ならまだ何とかなるから、あまり無理をしないように」と言っていました。
■ 私の原因とされるものは?
単純に加齢と使い過ぎのようです。
でも、ピアノはかれこれ10年+12年=22年、サックスは5年目へ突入しているので、楽器演奏が直接の要因にはなっていないような気がします。
それ程、根をつめた練習はしていませんので。
そこで考えられる事としたら・・・・・ 「レザークラフト」と考えられました。 なぜかというと、根をつめてコインケース等の作品を制作していたからです。
そういえば、同じレザークラフト教室の人も「ばね指」に二人程なった、と言っていたのを思いだしました。(ばね指については、別記事でお伝えします。)
まさかと思いましたが、レザークラフトの穴を開ける時の動作で、木槌を握って力をいれ菱目うちというもので革に穴を開ける動作が良くなかったような・・・・
自分で思うよりも親指に負担がかかっているのかもしれません。 (物を握り締めたり、物をつまむ動作で関節に負担がかかるそうです。)
ちなみにレザークラフトは、始めてから1年半位です。
■ どんな治療をしたのか?
私の場合は、湿布のみです。
痛みが出た時に湿布を貼り、手を休めるしかないようです。
この親指付け根から手首にかけて湿布を貼るのですが、ちょうど良いサポーターがないんですよね。でも湿布の上にサポーターを付けないと、湿布がビロビロになりはがれてきてしまうのです。
薬局などに手の指・ひら用のサポーターがあったのですが、このサポータを付けるとトイレ後などに親指が洗いづらいのです。(本当に指の先を、チョッとしか洗えない)
そこで、私は100円ショップに売っている手のひら用のサポーターをかい、親指を通す平行にあいている所をキュッとあまり開かないようにすると湿布をガードできるし、親指部分付け根以外からは出ているで、先ほどのサポーターよりは親指が洗いやすい!
それに100円なので洗い替えを沢山買える!!多少濡れても買えればいいし。
前出のサポーターは安くても500円位するので、二つ買うと1,000円、100円の物なら10枚も買えちゃうじゃないですかー
とりあえず湿布を貼るときは、この100円サポーターが重宝しました。
(今度、装着している写真を載せます。)
■ 発病から半年後の状態は?
最初の頃は、痛みが取れるまで毎日湿布をして寝ていました。
(日中は目立つので、よっぽどの痛みがない限りは湿布はしていませんでした。)
半年が過ぎ前ほどの痛みはありませんが、やはり長時間サックスを吹いたりすると、痛んだりピアノもオクターブキーが多いものを練習すると、手がむくみ痛みが出てきます。
この痛みが出た時以外は、湿布を使用していません。 レザークラフトも根をつめて行わないようにしています。
■ まとめ
私の経験から行くと、痛みが出たら出来るだけ早く病院を受診する事をおすすめします。
早ければ早い程、自分で気をつける事がわかりますし、手術等の外科的治療を避ける事ができます。(サックスレッスンで一緒の人は、痛みを放置していて「ばね指」になり、受診した時には手術しかないと言われていました。)
もちろん、早めに受診をしても手術が必要になる場合もあると思いますが、ひどくなる前に対処をされた方が良いような気がします。
病気や怪我に関しては、何事も早め早めでしょうか?
その後、またまた痛みが出てきたので、専門病院を受診する事にしました。 ⇒ 親指の付け根が痛くなり専門の病院へ