何とかだましだまし使っていた右手の親指ですが、例年よりも多い雪が降り、一生懸命に雪はねをした結果、親指付け根から肘の辺りまで痛くなってしまいました。
これ以上酷くなると大変と思い、手の専門病院へ行ってきました。 今回の診察の流れや診断結果、今後の対処法、かかった診療費をまとめました。
■ 手の専門病院とは
文字の通り、手の専門外科になります。 私が受診した病院は、肩関節を含まない全上肢の外傷ならびに疾病の診療に特化した専門科と書かれていたので、予約をし診察を受ける事にしました。 (待ち時間を軽減する為に、予約診察が優先となっている病院でした。)
やはり右手という事もあり、使うなと言われても右利きである以上は日常的に使う指になる為、ひどくなる前に何とかした方が良いな、と思いネットで検索してみました。
外科・整形外科も色々と専門分野があるようなので、その道の専門の先生に診察してもらった方が安心ですよね。
■ 診察内容について
まずは、先生の問診から始まりました。
- 痛みが始まった時期
- 思い当たる原因
- 痛む場所(どのようにした時に痛みがでるのか?)
その後、レントゲンを撮りました。 レントゲンは比較をする為に、右手と左手を撮る事になりました。
- 右手と左手それぞれ2方向
※一枚に両手が写るように、右手を撮影する時は左側を隠し、左手を撮影する時は右側を隠し、一枚に両手が納まるように撮影していました。
- 両手を置き、手の甲から撮影
その後、そのレントゲンを見ながら先生からの説明がありました。
■ 診断内容はどうだったのか?
私の親指付け根の痛みについての診断は下記のように説明されました。
- 骨の異常は見られない状態。
- 右手親指の付け根部分の関節が多少ゆるい為に、負担がかかった時に関節が少しずれ、軟骨を圧迫する為に痛みが出るとの事。
- 軟骨もそれ程、すり減ってはいない状態。
状態としては、無理をしなければまだ何とかなる範囲のものらしいとの事でした。
■ 今後の対処法として
今後の対処法として、下記のように先生から言われました。
- 痛みが出た時は、なるべく安静にする。(親指に負担をかけない。)
- 痛みが治まったら、様子を見ながら使う。
- 痛みが出た時だけ、湿布を使用する。
- 痛みが出たら、装具を使用する。
- 慢性的な痛みが出るようになった場合は、靭帯を作り直す手術をする場合もあるとの事。(この手術に関しては、手術をし痛みが解消される確率として50%程と言っていました。ただこの手術をする事で、将来起こりうる骨の変形を防ぐ目的もあるようです。)
とにかく痛みが出たら親指に負担をかけないようにするしかなく、私の場合は装具を作ってもらう事にしました。(値段を聞くと安そうだったので。)
■ 作った装具はこんな感じ
手のひら側からみた所です。 薄茶のテープのようなものは、マジックテープで取り外しが可能になっています。
手の甲側からです。 こちらの薄茶のテープもマジックテープになっており、取り外しができます。
薄茶テープを外すと、こんな感じです。
先生が作る時に、装具の色を選ばせてくれました。
色は、白・シルバー・紺・オレンジの4色からでしたが、白は汚れが目立つという事で、手に付けた時に目だなさそうなオレンジ(オレンジとゴールドの間のような色です。)にしました。
1枚のプレートをはさみで切り、温めて柔らかくした状態で私の手の型をとり、その後細かい所を成形していました。 15分程で完成したと思います。
■ 診察代
- 4,850円(3割負担)
レントゲン・装具代含む 湿布は大目に出してもらい(7枚入り×10)、院外処方にて - 860円(3割負担)
合計 5,710円の出費となりました。
■ まとめ
外科や整形外科を受診する時は、なるべく痛みのある部位の専門医がいる所が良いような気がします。
同じ病院で診察を受ける事で、時間の経過による症状の状態も先生がわかると思いますし、カルテに履歴が残ります。
私は、最初にとりあえずと思い(遅い時間に診察してくれる病院を探した)診察を受けましたが、あとから別の病院へ行くのであればレントゲンもまた取らなくて良いです。
決して最初の病院が悪いわけではありません。
今回もその病院へ行けば良かったのですが、忙しい病院だったので、なんとなくゆっくりと先生に色々と聞く事が出来なさそうだったので。(あくまでも私個人の感想です。)
この親指付け根とは、今後も長い付き合いになりそうなので、また受診するのであれば今回の病院へ受診したいと思います。